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「生徒・保護者の皆さんへ」タグアーカイブ
▷自宅でお子様にピアノを教えている保護者さまへ
時代は移り変わり、ピアノ教育も様変わりしました。保護者の皆さんが、昔、受けたレッスン内容と違います。
これを知らずに、ご家庭で指導するのは、生徒の練習嫌いにつなげてしまいます。
生徒が混乱しないよう、当教室が目指しているものをご理解の上、音楽ライフをお楽しみ下さい。
♪ 姿勢は上達を早めます(足台をご準備下さい)。
♪ 腕の力を抜き、指先でデリケートな音のコントロールをします。
♪ ご家庭のピアノのタッチではなく、グランドピアノのタッチを追求しています。
(おうちでは上手、本番では音色の変化に乏しく、響かない、では困りますね)
♪ 理解力は男女の違いがあります。お母さんの感覚を、必ず息子さんが受け入れる、とは限りません。
♪ 親子の大切な時間、でも、1人で音楽に向かう時間も大切にしてあげて下さい。
実は、1人で練習しているという生徒が生き生きとしています。
私自身も、1人で自由に弾かせてもらったお陰で、ここまで続けて来れました。
♪ まずは、ピアノに向かう時間を確保してあげて下さい。お出かけのあと、疲れているのに、練習したいとは思いません。
▷コンクール、ピティナステップ等に参加したら
〜お願い〜
外部のイベントに参加した場合は、無事参加したことを確認したいので、終了次第、結果または感想をTEL報告をして下さい。
服装は正装、発表会のイメージでご参加下さい。
スニーカー、ミュールなどはお止め下さい(黒スニーカーを除く。靴ひもなど控えめの色で)。
▷アンサンブル(連弾)
2人、3人で音楽を一緒に作り上げることで、本当の音楽する楽しさを実感しよう!
さらに、そこで学んだことをソロ演奏にも応用しましょう。
・音楽、人としてのコミニュケーション力が美しいハーモニーを作る
・連弾を体験することで、耳が変わって行くことを実感する
・自発的に音色の違いを考える
・アインザッツ(指揮の出だし)、実際のテンポで一致すること
・響きの美しい音を作る
・録音をし確認、意見を述べ合う
▷合唱伴奏の伴奏者に選ばれたら・・・
学校の合唱伴奏のオーディションにチャレンジ、もしくは伴奏者に選ばれたら、
下記の5つのポイントに気をつけて取り組んでみましょう。
①楽譜をコピーし、先生に渡して下さい。
(楽譜のコピーは禁止されていますが、学校からの楽譜はOKとなっています)
②指使いをできるだけ書き込こみましょう。
わからないところは、指導します。
③伴奏はパターン化するので、ダラダラと最後まで譜読みをするのではなく、ポイントや共通点を見つけましょう。
④左右のバランスに気を付けましょう。
右手はメロディーではなく、ハーモニーの場合が多いです。また、左のベースは響かせましょう。
⑤オーディションが終わったら、TELで結果報告をして下さい。
(次回のレッスンへつなげるため)
▷合唱の指揮者に選ばれたら・・・
合唱の指揮者に選ばれたら、下記の3つのポイントに気をつけて取り組んでみましょう。
①拍を一定の速さで保てるかチェック
曲に関係なく、メトロノームで正確に振る練習をしましょう
②楽曲分析
CDがある場合は聴きながら、どこで、どのパートが出てくるか、ポイントがわかるように楽譜に書き込みましょう。
どんな風に指示をすれば歌っている人達がわかりやすいか、体をどう動かすか考えましょう。
③伴奏者との練習
歌ばかりではなく、伴奏者への合図が重要です。ピアノ音、各パート音、それらを冷静に判断し指揮をしましょう。
▷レッスンお役立ちアイテムのご紹介
♪テーピング
関節を固定し、早い段階で指の良い形を覚えます。
早い段階で習得することは、自信につながります。使用、不使用者の差は歴然です。
♪付箋
今日の宿題はどこかな?など、ページをめくる無駄な動作を減らします。
またお気に入りのキャラクターなどの付箋を使うことで、モチベーションアップにつなげます。
付箋を準備してもバックの中に閉まっている方がいますが、レッスン時には出して、すぐ対応できるようお願いします。
♪ドリル、ワークブック
総合的な音楽を学びます。ご希望の方はレッスン時にご相談下さい。
▷【保護者の皆様へ】おんがく発表会に向けて
〜豊かに羽ばたくために〜
いろいろなおけいこごとがありますが、なかでもピアノは大変優れていると思います。
日本のロケット開発者の第一人者と言われた故・糸川英夫博士は「天才は生まれつきのものではない。自分で努力して作りあげるもの」という言葉を残されています。
ピアノ教育は、まさに『努力する人間を作りあげる』ことができるのです。
同時にそれは当教室教育の大事な目的でもあります。
また、ある有名進学塾では、受験勉強の時間を確保するため、おけいこごとは全てやめさせるところを、ピアノの継続だけは指導するそうです。
このように、音楽以外の分野でもピアノの良さが認められています。
成功体験を積み重ねる小さな「成功」はゆるぎない自信が生まれます。
その自信が、今後の人生において役立ちます。小さな「成功」の積み重ねなのです。
そのことを踏まえて選曲をしています。
また、先週の練習と今週の練習で、たとえ1%しか身に付いていなかったとしても、1%は良い方向に進んだ訳ですから、ほめてあげて下さい。
< 比べる相手は? >
ライバルはお友達ではなく自分、と指導しています。
比べる相手は他人ではなく、半年前(クリスマスコンサート)のお子様、1年前のお子様、3年前のお子様なのです。
< ほめ言葉リスト >
指導法、教育法には、「叱って伸ばす」「ほめて伸ばす」などがあります。
普段はどちらも使用しますが、発表会後だけは何があってもほめてあげて下さい。
叱られた(ミスを指摘された)生徒はモチベーションが下がり、悲しげに私に話してくれます。
また、ほめられた生徒は、笑顔が増え、レッスンに意欲的になります。
これからの音楽のある楽しい人生のために、ご協力をお願いします。
< 言葉がけの一例 >
よく頑張ったね
どんどん良くなっているよ
思っていたよりも、ずっと良くなっているね
やったね、すごい!
やっぱりすごい!できているね
思っていた通り、ちゃんとできたね
次の発表会が楽しみ!
また聴かせてね
▷言ってはいけない言葉、言って欲しい言葉
♪ 練習時間を忘れて遊んでいる時 [ 怒ったり、責めたりしないで、明るく誘ってください ]
「今、何時だと思っているの?さっさと練習しなさい!!」
「あら5時になったわ。そろそろ、ピアノのお稽古始める?」
♪ マンションなどの約束で時間制限がある時 [ 録画する、今日弾けないのは残念ね、心から心配しましょう ]
「いつまでテレビ見てるの!早く弾かないとピアノが弾けない時間になっちゃうじゃない!」
「もうすぐピアノを弾ける時間が終わってしまいそうよ。それはどうしても見たい番組なの?」
♪ なかなか練習を始めない時[相談に乗る気持ちで穏やかに話し合いましょう。
意外とピアノ以外のことも話し合え、親子の絆が深まるかも]
「練習しないのなら、ピアノを売ってしまうぞ!!」
「この頃ピアノの音がしないけど弾きたくないのか?」
♪ 他の子と比べたくなったら[決してよその子と比較せず、成長を楽しみにしていることを伝えましょう]
「あなたは、ちっとも弾かないからうまくなれないのよ!!」
「○○ちゃんは1時間も練習するんですってよ!!」
「毎日少しでもピアノを弾こうね!あなたが上手になるの楽しみなの。」
♪ レッスンから戻った子供に[合格したか、結果ではなく努力した内容に興味を持ちましょう]
「どうだった?ずっと弾いてるあの曲合格したんでしょうね!?」
「今日はどんなこと習ったの?あとでママに聴かせてね。」
♪ 発表会前で演奏が心配な時[分野が違ってもパパも(ママも)頑張っているんだ、と思えば励みになります。
パパ、ママは一番の将来のモデルです。]
「発表会で弾けなかったら、ゲームソフトは買わないぞ!」
「パパも仕事大変だけど頑張ってるよ!お前も頑張れ!」
参考文献:ピアノを教えるって ピアノを習うこと